2017年10月26日木曜日

no.1137 autumn events ③ usa bungo

9月末に大分に行って来ました。
大分空港の手荷物受け取り場所に海老!最近、各地の空港、趣向を凝らしてますねー。


運転中に見つけた正しい日本の秋。山間のお寺にある鐘楼。秋の花に囲まれています。


実るほど頭を垂れる稲穂かな。人格者は謙虚である、の例え。
歳を重ねたらこうでなくては。この風景のようにおおらかで自然体であること。
遠くに鷺が佇んでいました。


宇佐神宮です。全国の4万6千社余りある八幡さまの総本宮。


大きな木々に囲まれた長い参道を歩き、お社に到着しました。清々しい境内の様子。
現地でご一緒した方に誘われて、昇殿参拝をしました。神恩感謝。


参拝の前に控え室の窓から見た風景。豊かで穏やかな景色ですね。こんな所に住みたい。


暑かったせいか、この日はちょっと体調を崩したのですが翌日には少し復活。
豊後高田市にある「昭和の町」に行ってみました。いつか息子を連れて来たい場所。
ナミヤ雑貨店の奇蹟。この映画の撮られた場所なのね。達郎さんが主題曲を歌ってるんだ。


古い町並みをそのままテーマパークに。昔の車や昔の生活が再現されています。
このバスは以前ずっと放置されていたんですって。それを丁寧に修理して今では日に何度か
町を走っているんだそうです。No.も付けてもらって嬉しそう。


なんと!マイ・ファーストカーを発見!イスズ117クーペ丸目。初めての車がこれでした。
私のはイタリアンレッドだったけど。懐かしいな。もうヴィンテージカーの範疇なのねー。
ジウジアーロのデザインの素敵な車でしたよ。シートも革だった。また乗ってみたい。
当時のはマフラーが壊れててすごい音がしてましたが(笑)


昔の一般的な庶民の生活。私はギリギリ映像なんかで少し断片的な記憶があるかな。
ちょっとアンティークものを見る目でいろいろとチェックしてしまう自分がいます。
お着物。なんかいい柄ですね。


照明と音声でこの町の朝から夜までを体験できます。


お台所。缶や瓶、ヤカンから笊まで当時のものを集めて揃えるのは大変だったでしょうね。


夕餉のお味噌汁の匂い。子供たちの声。テレビの音。蚊取り線香の香り。お豆腐屋さんの声。
「あー。ボクは昭和30年代に生まれてさー。ゆったりした時間の流れを体験したかったよー。」
という息子の気持ちもわからなくもない(笑)


no.1136 my birthday

10月18日は私の誕生日でした。
FacebookやLine、messengerやメールでのたくさんのバースデーメッセージ、皆様、本当に
ありがとうございました。お祝いの言葉をいただいて、ほんわかと嬉しかった。
実はすっかり自分の誕生日だということを忘れていて。
目が覚めて携帯を何気なく開いたらたくさんの受信の表示が出ていて、正直、仕事のトラブ
ルかとギョッとした次第です(笑)

ピンポーン!と午前中に宅配便が。うわっ!バラのお届けもの。ありがとうー!
ほんとに誕生日なんだぁ。いつくになったんだっけ(笑)


そして今日は吉祥寺でランチのお約束が。ひさしぶりに中央線に乗り生まれた土地へ。
ここね。昔はうす暗いアーケードだったの。いまは若者が好きなブランドなどが並び、全く
違う雰囲気の街になりましたね。懐かしのハモニカ横町。なんでこのネーミングなんだろう。


ランチはここ。井之頭公園沿いの「芙蓉亭」昔からあるフランス料理のお店。


軽めのランチをチョイス。スープ。メイン。デザート。これくらいで丁度いいよね!
まずはスープを。私は白インゲン豆と野菜のブイヨンスープを選びました。
ワインはね。ノンアルコールなの。甘くないブドウジュースな感じ。


今日のメインはお魚!スズキのポワレ。ここのところお肉を食す機会が多いからなー。


そして。デザート。エスプレッソとともに。
なんと!ご一緒したお二人が私の誕生日を覚えていてくださって!ありがとうございます!


素敵なプレゼントも頂きました!ニコライ・バーグマンのフラワーボックスだ!わーい♡


食事を終えて井之頭公園に散歩に行こうとした時に、お店の方が写真を撮って下さいました。
陽子さん、レイナさん。楽しいお食事、素敵なプレゼント、ありがとうございました!


ブラブラと散策。池の中にある弁財天にお参り。陽子さんや私は音楽関係だからね。
音楽、芸術の神様。大事。今後のことを祈ります。


この池。小学生の時、千葉に引っ越すことになり、武蔵野の家の池の鯉をここに放したこと
があったな。もう飼えなくり、そのままにするのが忍びなくて。本当はいけないんだけど。
もしかしたら今も生きているかもしれないね。鯉って長生きだから。50年以上前の話。


帰り道。マルイで買い物をした時に見つけたオブジェです。
猫のグッズ売り場にドーンと控えていました。デカっ。でも。目を引く可愛さ(笑)


そうそう。久しぶりに吉祥寺に行ったので、お土産に名物の小ざさの最中を買ってきました。
相変わらず限定の羊羹は、朝早くから並んで整理券を取らないと買えないみたい。
4時過ぎから並ぶ方もいるんだそうですよ。私には。無理。


あたし、もう物欲ないから何にもいらないよー。ケーキもいらない。
バッグも靴も興味なし。洋服もいらない。なんか。バカバカしくなっちゃって。
なんて言っていたら。アクセサリーならいいでしょ?いくつあっても。って。


あたしが「緑色」好きなの知ってたの?ありがとう!


2017年10月25日水曜日

no.1135 fukui kurokawa

ある晴れた秋の午後。自分の書斎で今月末に支払う源泉税の計算中。
いろいろなツアーで各地を廻っている義男さんから「くろ川、お店閉めちゃったみたい。」
とのメールが入り。
私たちの間で「くろ川」と言えば、福井田原町の季節料理 くろ川しかなくて。
あの地元に根付いたお店が閉めるわけはないよね。たぶん移転による休店なんじゃない?と
軽く考えていた私は、夜になってやっと大将にLineでメッセージを送りました。

いつもの明るい挨拶の後に、8/20に25年続いたお店を閉めたこと。もう飲食業界に戻
るつもりはないこと。ご連絡が遅れて申し訳なかったこと。が綴られていました。


25周年を迎えたのに。あんなにみんなに愛されたお店だったのに。行ったことはなかった
けどランチは行列ができるお店だったんでしょう?どうして?
聞きたいことはたくさんあったけど、そんな詳しいこと聞けないよね。
一番残念だったのは大将だったはずだもの。
最後のお客様が帰ってお店を閉めた夜のこと。灯りを消して暖簾を下ろした時のこと。


今年は酉年。酉年って変化の年なんだって。
多かれ少なかれ、全ての人や物事に、考え方や状況に変化をもたらす年。
変化を恐れずにそれを乗り越えていくこと。そうなんだ。やっぱり。私もそうだ。

今年も11月に福井・石川近辺に行く予定で、くろ川に伺うのを心待ちにしてたの。
もう福井に行く楽しみが無くなっちゃったな。それくらい。私の中での重要度は。
すべての事象は時とともに移ろうもの。常に。必ずあるものなんて。この世の中にない。
この年だからそんなこと十分わかってはいるんだけどね。寂しいです。

のどぐろの塩焼き。白子の天ぷら。せいこ丼。美しいお造りのお皿。へしこの水飯。
大将の作ってくれたお料理の数々は心に残る感動の美味しさでした。
今まで本当にありがとうございました。


2017年10月24日火曜日

no.1134 yesterday

昨日はまたお誘い頂いて、鳥居坂にある日銀の施設「鳥居坂分館」に伺いました!
そこまでの道のりが比較的平坦な六本木で降りようと思っていたのに、またぼっーとしてて
麻布十番で降りてしまい...。あのすごい鳥居坂を登ることに...。とほほ。
ゆっくり歩いていたら後ろから来た東洋英和の女子学生にいとも簡単にするり!と抜かれて
しまいました。


今日のお料理は「秋の収穫祭」と銘打たれていて、リーズナブルな価格で超豪華なコース!
まずはカナダ産キングサーモン燻製/秋野菜を添えて
スライスした薄切りカナダ産サーモンにサワークリーム、オマール海老風味のホイップクリ
ーム、秋野菜、彩りに海藻で出来たビーズをイクラと共に盛り付けられています。
なんとムカゴもあって。感激!


次に若鶏と小海老のスープ(ポルチーニの香り)
鶏肉と椎茸、乾燥ポルチーニ、クコの実、小海老を煮出したスープにフォアグラが浮かべら
れていました。アツアツ!


平目のポワレトリュフ風味茸クリームソース パイサンド
高温で焼き上げた折パイにポワレした天然平目とマッシュルームをベースに作ったトリュフ
を加えたソースをサンド。パイがサクサク!


メインは黒毛和牛ロースグリル ドフィネ風ポテトグラタンと共に
黒毛和牛ソースのグリル!やわらくてジューシーで美味しかったー!
ボルドー・メドックの赤ワイン「パターシュ」を使ったソースがかけられていました。
ポテトグラタンはクリームとエメンタールチーズと共に焼き上げたもの。香ばしいー。
エメンタールチーズはチーズフォンデュに使われる硬質のチーズ。
ドフィネとはフランスのリヨン近くの地名でジャガイモ料理が主食の地方なんだとか。


最後はねー。モンブランケーキに渋皮栗アイス フルーツと共に
秋満喫のデザート!栗のアイス、風味がほんわかと舌に溶けてお料理の最終章を彩ります。
ちなみにこの日のスタートはロゼのシャンパン。
その後にアメリカのワイナリーの白ワインがチョイスされました。


食後は皆様とバーでご歓談。私はグレンリベット12年もののソーダ割りー。シュワー。
お隣の小さな包みは麻布モンロワールのチョコ!さっき買い忘れたから嬉しかった。


古い鳥居坂分館の照明は大人仕様で落ち着いています。リラッークス。昭和風?とも言うか。


鳥居坂分館に伺う前に、せっかく降りた麻布十番でついでにお買い物してきました。
うちの家族が大好きな「たぬき煎餅」でおせんべいを数点。


近くの「豆源」で塩おかきとお饅頭を。荷物になるからこの日はお豆は断念しました。


老舗の豆源は慶応元年創業なんですねー。今の当主の方で6代目になるんだそうですよ。
この鳩のマーク、可愛いよね。


夜遅くに帰って来たら、家族はまだ起きていて。一緒に濃いめのお茶を頂きました。


毎回毎回思うけど、この鳥居坂の会って本当に楽しい。
偶然集まることになった年齢も職業も違う方達とお食事してお話しして。
選挙のこと。急騰した株のこと。飼っているワンちゃんのこと。昔の思い出のこと。江戸時
代の地理の話。お相撲の番付の話。etc...。
体調がいまひとつなのでお昼を抜いてフルコースにのぞみました。でも。行ってよかった!


no.1133 autumn events ② izumo daisen matsue

出雲大社へのお参りの後、移動途中で旧出雲駅の跡地にも立ち寄りました。
ここ好きなんだなー。


今回は時間があったのでゆっくり内部を拝見。素敵。この木のぬくもり。
こんな駅を使って毎日通勤通学できてたなんて。なんて豊かな時代なんだろうと思う。
きっとその当時はあまりにも普通すぎて、みんな意にも介してなかったんだろうけどね。


こういう細部にも目がいきます。
もしも。自分がお金に糸目をつけないで家を建てるとしたら。
外枠となる古い邸宅を探して、こういう時代を経た飾りや木材を日本各地から取り寄せて、
古色蒼然たる自分テイストの家を造ってみたい。時間とお金がとてつもなくかかるな(笑)


観光客用に掲げられていた宿の名前と電話番号が記載された看板がありました。
竹野屋という宿がまりやさんのご実家。


昔使われていた器具や駅員さんの帽子、時計、観光パンフレットなどの展示もされています。
これ、どなたかコレクターの方の寄贈でしょうねぇ。古い古い切符。


数日後にここでクラッシックのコンサートが開かれる予定のようでした。
天井が高いからか柏手を打ってみると柔らかい素敵な残響。
夜の帳が降りる頃、暖かな灯りがともったこの構内でのコンサート。見てみたかったー!


参道の「まる珈琲」で一息。お若いセンスのいいご夫婦がやっているカフェです。


地域のアンテナなような役割を果たしているようなお店で、二階には色々なパンフレット、
ガイドブックなどが自由に閲覧できます。居心地、抜群!
焙煎もされているので、お土産に縁結びブレンドと自宅用にエチオピアの豆を購入。


帰り道。大山隠岐国立公園あたりをドライブして来ました。いいお天気ー!


すごい景色。空気が全然違う。頭上にはトンビがゆっくりと旋回。深呼吸。


今夜の宿泊場所、松江へ。山陰自動車道のサービスエリアの高台から宍道湖を望みます。
ここでも出雲そば。そしてソフトクリーム。ひとり。お気楽(笑)


翌朝、古い建物フェチの私は松江の歴史的建造物「旧日銀松江支店」を見に行きました。
今は匠をテーマに「カラコロ工房」として製造、販売一体型の工芸館となっています。


昭和13年、建築家長野宇平治の最晩年の作。天井が高いですねー。
明るい採光も素敵!西洋建築でありながら日本的な繊細なテイストも織り交ぜてあって。


地下には昔の重厚なアメリカ製の金庫室があって、当時の名残が残っていました。


二階の回廊から撮ったシャンデリア。当時のままだそうです。豪華すぎずに優雅。


美智子妃殿下のお兄様がここ松江支店の支店長だった時期があるんだそうですよ。
ちなみに日銀歴代支店長の日本家屋のお住まいは、いまは「松江歴史館」となっています。