2017年11月2日木曜日

no.1139 classic evening

「へ〜。そうなの?「運命」が好きなんだ。」
「好きだよ!iPod に入れてるし。宿題やりながら聞いたりするよ。「神田川」も聞くけど。」
とある日の私と息子の会話。何なんだ。そのランダムな趣味は(笑)
ベートーヴェンって重い感じがするし、何しろ顔が辛気臭いじゃない。
そりゃピアノのお稽古でやらなきゃならない課題曲になってる曲は仕方なくはやったけど。
なかには可愛らしい曲や「月光」の第一楽章みたいに美しい曲もあったなー。有名な交響曲
第6番「田園」なんか私は子供心に好きだったけどね。へー。「運命」が好きなんだ。意外。

という訳で、佐渡裕指揮/ケルン放送交響楽団のコンサートに行って来ました。
曲目は、ワーグナー:ジークフリート牧歌/シューベルト:未完成/ベートーヴェン:運命
クラッシックのコンサートは長いのでバルコニー席にしました。息子なんか絶対寝るし。


指揮者の佐渡裕さんとは昔々一度だけご一緒したことがあって。
すごく背が高い大柄の方で、でも太陽のように強いオーラがあって。
当時の現場はいろいろな不手際があり、かなりご迷惑をおかけしたプロジェクトでした。
ロビーにはたくさんの花の数々。ツアーの最終公演だからね。


ワーグナーの「ジークフリート牧歌」を私は初めて聞きました。
妻のコジマのために書かれた曲なのね。優しい美しい曲で、自分のお葬式の時にはこの曲を
かけて欲しいわーと息子に耳打ち。イヤな顔をされました。あはは。
シューベルトの「未完成」とベートーヴェンの「運命」は絶妙な対比があって、飽きること
なく聞き入りました。
息子も朝が早かったからダメかなぁと思いきや、珍しく寝ずに神妙な面持ちです。
お写真はパンフレットから。コンバス、チェロ共に7本もいて、ひさしぶりの大編成。
低音好きのわたくし。音圧に圧倒された夜でした。


「運命」って最初の部分の印象が強くて、かなりイメージが固まっていましたが、2楽章の
アンダンテ・コン・モートや第3楽章、第4楽章のアレグロの美しさにちょっとびっくりし
てしまいました。やっぱり何事も食わず嫌いはダメね。今回は運命好きの息子に感謝です。


男性のタキシード、女性のフォーマルドレスの黒は清々しさを感じるくらい綺麗ですね。
海外の交響楽団の方達って結構肩から力が抜けてリラックスしていて、見てる私たちもくつ
ろげたりします。この日は何人か日本人の演奏家の方もいらしたけど、ケルン放送響は多くの
日本人音楽家が在籍しているんだそうですよ。ご縁が深いんですね。日本と。
佐渡さんはすごく大柄な印象があったのですが、今回客席から拝見したらずい分と細っそり
された印象。ネットで見てみたらダイエットと筋トレをされているんだそうです。
指揮者って体力勝負ですものね。私もがんばろー。

遅くなったのでご飯を食べて帰ることになり。
「拍手が鳴り止まなくて何度もご挨拶に出ていらして大変だったねー。」
「ほんと。佐渡さんって背が高くてかっこいいよね!アンコールのモーツァルトも良かった
なー!今度は第9かなぁ。」

えっ。アンコール、モーツァルトだってわかってたんだ。おそるべし音の雑食系。
ストライクゾーンが広いんだな。


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