2014年8月24日日曜日

no.674 o-o-tsu-e

先日うちで転倒して、いま入院している母の病院での検査は姉に任せ、塾帰りの息子をリハ
ーサル終わりでピックアップして錦糸町の亜紅先生の所へ日舞とかっぽれのお稽古に行って
きました。
この夏、息子は塾で忙しさのピークのため、なかなかお稽古に伺えず…。
無理を言って夜遅くからのお稽古にして頂いたり午前中にして頂いたりと、先生にはご迷惑
をおかけしてしまっています。
でも全く別のモードになるせいか、息子にとっては良い刺激になっているようです。

この間からお稽古に入った「大津絵」
ひとつの曲の中に、いろいろな登場人物が出てきて、とても楽しい舞踊です。
そもそも「大津絵」という絵画は、江戸時代初期からいまの滋賀県大津の辺りで描かれ始め
た民俗画のこと。
東海道を旅するひとのお土産や護符として盛んに描かれていたものなんだそうです。
いつの間にか音曲や日本舞踊にも取り入れられて、いまは大津絵そのものよりも、踊りの方
で有名になってしまっているのかも。


座頭、藤娘、鬼、鷹匠に弁慶…。
それぞれの特徴を、一瞬にしてコミカルに演じていくのがとっても面白い踊りです。
息子は鷹匠と鬼が好きなんだそう。
鷹匠は美しい若者風、鬼は鐘を首からつるしてコワい風体の中にも愛嬌がある。
あと極めつけは座頭。
ちょっと襟をぬいてヨタヨタと杖を探し、最後は犬に褌をひっぱられてびっくりしてしまう
という、おどけた所作がすごくユニークなのです(笑)

そして、この日は「深川」という踊りのお稽古にも入りました。
深川は船頭さんの粋な男踊り。
わたしもお稽古場でちょっと踊らせてもらいましたが…。
中腰でバランスをとり、なおかつ美しい所作をするのってむずかしぃ〜!?


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