2015年10月29日木曜日

no.838 recent state

もう本当に最近はいろいろなことがあって…。
合間に出張行って、事務処理して、オーディションに立ち会って、ご飯食べて、人と会って。
ここ何年も体験したことのない「てんやわんやの秋」となりました。
気がついたらもう10月も終わりですねぇ。

まず。母が倒れ、呼吸困難で緊急入院し。
やっと病院にはいれてICUにいれてもらって一安心したのも束の間、夜中の三時に電話で叩き
起こされて「もう間に合わないかも!」と看護師さんに言われ慌てて深夜の病院へ。
病室に到着した時、ちょうど心臓マッサージをされているところで、高齢の母の細い身体を
なんだか虐待しているように思えて、もうほんと正視に耐えない。
いまはおかげさまで小康状態を保っていますが、心臓が弱っているのと元々の持病があるの
で、いつ何時どうなるかわかりませんので、と先生には釘を刺されています。

ただ、さすがに母だと感心したのは、動揺する私達を尻目に「もうあんまりいろいろやって
頂かなくても結構ですから。」という顔をして、終始落ち着いていること。
肝が据わっているというかなんと言うか。
達観しているのか、苦しいうちにも、一本、筋が通っているんでしょうね。
私も自分の人生の最後はこうありたい、と思う。

そんな中でも仕事は粛々と進めなければならなくて。
運転して病院からオーディションの現場に着いた時、たまたま親友のホソから携帯に電話が
入り。
普段は気が強い私もさすがに弱っていたのか思わず涙したら、「人生の最後を迎えるひとは
一生に一度のかけがえのない大事な経験をしているのだから、周りにいる私達はつらくても
悲しくても、それをそっと見守って送り出してあげるのが勤めだと思うよ。」と言ってくれ
ました。
ホソは、つい最近お母様を、高校の時にはお父様を亡くされてるから、そんな彼女のアドバ
イスは、そっと心に寄り添うように沁みていきました。
もしかすると母は、自分のことよりも残される私たちの身を案じているのかもね。
大丈夫だよって、心配しないでって、立派に送り出してあげるのが、私たちが最後にできる
ことなのかな。


しばらくは容態が急変しやすい夜中に姉と交代で病室に付き添う日々です。
明け方に病院の外で見た美しい朝焼け。
心穏やかな時を過ごせますように。母も、そして私たちも。


2 件のコメント:

  1. ゆみさん♡(´;ω;`)
    他人のあたしにまで話してくれて
    ありがとうございます(T_T)

    聞いてからずっと気になってゆみさん♡も
    TAツアーでドタバタだし
    祈ることしか出来ませんが、、、

    きっと、心配かけたくないんですよね。
    あたしは大丈夫だからって。

    忙しい中での病院通いも大変だしゆみさん♡も
    自分の身体だけは大事にして無理しないでくださいね、、、

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  2. あーちょん。ありがとうございます。
    そんな風に言って頂けると心強いです!

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