2016年11月17日木曜日

no.1002 itsukushima-shrine

広島出張のとき。
集合時間が午後なので、早起きしてずっと行ったことがなかった厳島神社に行って来ました。
ホテルのお隣にある「白神社」通勤の方達がお詣りして行くので私もふらっと。
なんと神主さんが社殿の中から手を合わせる朝の参拝客にお祓いをしてくださるのです。
私も清々しい朝の光の中、お祓いして頂きましたー。


行きは路面電車で。時間はかかるけど一回乗ってみたかったから。
路面電車って一律160円ですごい遠くまで行けるの。余裕のある一人旅だったら、こんな
道程はゆったりと自分の輪郭が取り戻せるいい時間をくれるかも。
厳島へは船で渡ります。この空と海の青さ!


思い描いていた海の中の鳥居とちょっとイメージが違っていた。
柱がギリシャ神殿のそれのようにエンタシスで中央にわずかな膨らみがあるのね。
20代の時に土屋さんご夫婦にクルーザーで海から連れて来て頂いた時には気づかなかった。
何を見てたんだろうね〜。若い時はおバカさんだったからな。

参道のお店はまだ開店前。鹿がずっとお店前で待っていて。可愛い(笑)
お腹空いてるのかな。いつもお店の人が何か美味しいものをくれるんでしょうね。


本殿を背にして海を眺める。壮大な景色。平家のすごい財力。
清盛が和歌山の高野山にお詣りした時に一人の老僧に出会い、その僧が「厳島神社を平家の
氏神としてお祀りすれば、貴方は歴史に残る財力と権力を手に入れるだろう。」と予言され、
その通りにしたらそれがすべて実現したんだって。
清盛はその老僧が空海の生まれ変わりだと信じていたそう。
ドラえもんみたいにどこにでも出てくるねぇ。弘法大師。


盛者必衰。栄枯盛衰。歴史好きな息子に見せたいなぁ、なんて。
今度、京都奈良周りで絶対連れて来よう。
巫女さんや神主さんが社殿の中を忙しそうに行き交います。
いろんな国の方達が訪れていて社殿は本当ににぎやか。世界遺産だもんね。
通りすがりにヨーロッパから観光に来た方と少しお話したり。もう二度と会わない人達。


帰りは原爆ドーム前まで海から川へと進む大型のフェリーで帰ってみました。
宿泊しているANAホテルはそこからすぐの所なの。密度のグッと濃い楽しい朝の時間でした。

そうそう!お昼に参道で食べた穴子丼ときつねうどんのセット。
おじちゃんとおばちゃんがやっている小さな食堂で頂きました。
穴子丼のタレはすごく甘いの。これでご飯少なめ。お腹いっぱいです。
キレイに食べてくれはってー。嬉しいわぁ。なんて言われて私こそ嬉しくなっちゃいました!


地元のお子ちゃま連れのママ達と老年のご夫婦と私が座る店内。
昼の日差しが差し込むなかで不思議と平和で優しい雰囲気。
このお店、店主のおじちゃんとおばちゃんのお人柄そのものの空間なんでしょうね〜。
和むわぁ。


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