2017年4月26日水曜日

no.1061 okayama this and that

打ち合わせが終わり時間が空いた午後遅く。
ライフワークのアンティークショップ巡りをしようと岡山の町へ車を走らせました。
奉還町(ほうかんちょう)という不思議な名前の町。
由来を調べてみたら明治維新の際に武士に下賜された「奉還金」でお店を出す池田藩藩士が
多く集まった町だったからだそう。
昭和20年頃の商店街がそのまま残っているような何だか懐かしい町です。
そうかと思うと所々にオーガニックの食材屋さん、エスプレッソバーもある天然酵母のパン
屋さん、北欧チックな絵本カフェなどが点在するちょっと感度が高いエリアでもあり。
そのうちのひとつ。
古道具、古雑貨、骨董品などの販売をしている「akizu」というお店に行ってみました。


間口からは想像できないほど店内は広く大きめの家具を陳列する二階もあるの。
昔、実験室にあったフラスコや天秤ばかり、劇薬を入れたガラス瓶から何に使うのかわから
ない実験道具まで。そうかと思うと美しいグラスや小物、昔の喫茶店で使われていたような
デットストックの食器や文具、椅子や棚などが所狭しと並んでいます。


カン好きの私はライフル銃の弾が入っている(しかも開かないの!)鳩の図柄の可愛らしい
小さなカンを記念に購入しました。


いろいろとお話したアルバイトの爽やかな青年Mさん。岡山大学の学生さんとか。
すごーい!国立?と聞くと、なんと!数学がご専攻!弓道も国体出場の腕前。文武両道!


これから大学受験を控えている息子の話をしたら、ご自身の体験談なども聞かせてくれて、
涼しい店内で次のお客様がいらっしゃるまで楽しい時間を過ごしました。
息子もこういう場所でアルバイトするのかなぁ。なんだか。いいなぁ。未来があって。

朝からの飛行機の移動や打ち合わせで草臥れたので、その足で宿泊ホテルのそば、旭川沿い
のカフェ「cafe moyau/カフェ モヤウ」へお茶をしに立ち寄りました。


本日のケーキ&ミントカフェ。
居心地抜群の店内は、たくさんの書籍があるので何時間でもいられそう。
大島弓子の漫画をおもわず手にとってしまいました。なつかしー!高校の時よく読んだなぁ。


川を見渡せる窓に向いた一人がけの席を選んだのでロケーションは最高です。
ターコイズブルーの椅子。この色好きなんだ。でも、自分の家に置くのはかなり勇気がいる。



夕方の川沿いは、自転車で家に帰るひと、ワンちゃんとお散歩するひと、本を手に持つセー
ラー服の女の子、買い物帰りの荷物をいっぱい持ったお母さん。いろんな人が行き交います。
ここでは。あたしのことは誰も知らない。何時間でも黙ってていい。何時間でもここに居て
よくて。帰らなくてもいいし。違うひとになってしまってもいい。
自分の普段の軸とは遠く遠くかけ離れたこの場所。
帰る場所があるからの開放感だとわかってはいるけれど。自由に自分の思考を漂わせる時間
は、いまの私には何ものにも代えがたいのです。

ホテルで仕事があったので、お夕食はお誘いをお断りして「ぼっち飯」(笑)
いろんな種類は食べられないし、お酒を楽しむことも一人では少々難があるけれど「ぼっち
飯」は嫌いじゃない。
地元の方に勧められた岡山B級グルメ「えびめし」が今夜のディナーです。初体験。


まぁ。海老が入った黒チャーハンって感じ。おソースが秘伝らしいけど。
岡山では「えびめし」専門のレストランもあるの。岡山県民のソウルフードなんだね。


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