2017年5月28日日曜日

no.1073 antiques items

4日ほどパリに行っていました。もうほんとの真夏ー!
平日の昼間から木陰のカフェでワインを飲んで食事してタバコを吸って談笑する人々。
人生に対する「楽しみ方」が違うんだな。
とりあえずお約束のルーブルや街並み、パリのアンティークマーケットのはしごやその他は
また今度写真と共にアップしますね。パリ。人も街も興味深かった。暑かったけど。
で、昨日の夜、ロンドンに戻りました。
空気感、時間の流れ方、風、英語の話し声、鳥のさえずり。やっぱり何故かこちらの方が私
は落ち着きますね。自分に合っているとでも言うか。

パリ行きの前にベタにコベント・ガーデンのアンティークマーケットに行って来ました。
明らかに観光客向けなので今までは敬遠していたのですが(自分も観光客だった 笑)どんな
ものかを拝見しに。


いつもいろんなストールが出て観光客で賑やかな場所ですが、月曜日のみはアンティークの
市がたつのです。なんか。思ってたのよりいい感じ。


狙って行ったことがなかったので今回は朝早くから訪れてみました。
クラッシックが楽しげに流れてきます。もちろんこの後ティッピングしにいきましたよ!


そこで購入したアイテムを三つほどご紹介。
私のクセなのですが。マーケットを見る時はまず左側から順に見ていきます。
そして、突き当たったら今度は右側のストールをチェック。
必ず同じ場所を往復するんですね。
気になったアイテムを頭の中に入れて、そして更にもうひと往復、今度はそれら心に引っ掛ったものたちだけをピンポイントでチェックしに回ります。だから最低でも2往復。

色は大事なんですよ。私にとって。
今回、たとえばルーブルでも「青」に目がいきました。今はそういうモードの時期なのかな。
これはビクトリアンのエッチングに彩色したもの。奇妙な絵ですね。洋服の水彩の青が素敵。
でもどこか愛嬌があってシリー(これを売ってくれたシャイな青年が言ったの。イギリス人
は比較的よく使いますね。)な感じ。あっ。下の黒いシミみたいなのは私の影です(笑)


この絵はね。やはりビクトリア時代のたぶん模写ですね。
このオリジナルの絵がどこかにあるのかもしれないですが私は知らない。
キャンパスに油彩でかなり精緻に描かれています。額の傷みが激しいので私好みに丁寧に額
装してみたいけど雰囲気が壊れちゃうかな。
最近、宗教的なアイテムに魅かれます。残り少なくなったからかな。the rest of my life
あるストールのテーブルの足にもたれるように布に半分隠れて立て掛けられていました。
うちに来ちゃう?的な(笑)


こちらもビクトリアン。スタッフォードシャードッグと言って、暖炉の上の置物として当時
大流行したものです。藤田嗣治の絵にも登場してますね。これはヴィンテージ。
陶磁器で有名なスタッフォードシャーで作られていたのでこの名前がつきました。


高さは15センチ強くらい。普通はもう少し大きいのでヴィンテージでここまで小さいのは
珍しいかもしれませんね〜。
二匹の顔がね。おとぼけな感じで可愛いんです。さすがヴィンテージ。
イマドキのものは顔がよろしくないの。個性がないと言うか興ざめしてしまうと言うか。
これを売ってくれたおじさんだけは絶対金額を負けなかったなぁ。ご自身もこのワンちゃん
たちに思い入れがあるんでしょうね。
コベントガーデンは手数料なしで両替してくれるお店が隣接してて便利なの。
歩きながら考えます、と言って(まぁ、こう言う時はほとんど買うことに決まってるんだけ
ど 笑)両替して戻ったらまさにお店を片付ける寸前。おいおい。まだ2時でしょう?笑
I'm backと戻ったら本当にしげしげと顔を見られて(かなり長い時間)
「売りたくなくなっちゃった?」と聞いた私に満面の笑みで「いいえ。」
そしてとても丁寧に包んでくれました。子供をお嫁に出す心境なんでしょうね。わかる気が
します。大事にしますね。

マーケットは基本キャッシュのみ。
あんまり大金を持っていると危険だし、スリリングじゃないから判断を誤る。
でもだからと言って欲しいものがあった時に購入できないのも悔しい。悩むところですね。


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