2017年1月17日火曜日

no.1036 travel report of kanazawa

金沢の街はいろんな素敵なものが広範囲の中に点在していて網羅するのはなかなか大変そう。
やっぱり用事のついでじゃなくて腰を据えてゆっくり見て回らないとダメねぇ。

近江市場。近江商人が作ったとされる金沢の台所。
元禄時代には既に市場の原型ができていたらしいです。
主に生鮮食品を扱っているお店が多く観光客が鮮度のいい海鮮丼目当てにランチ時には行列
を作っていました。
私は並んでまで食べるとか乗り物に乗るとか全然興味がないのでスルーしましたが。
ほんと言うと朝早く通りかかった時はガラガラだったのでちょっと心が動いたんだけどね。
お腹が空いてないのに食べることがもうできないお年頃になり(笑)
もちろん地元の方も買い物にいらしてます。
おじいちゃん、蟹をじっと見てたけど、結局買ったのかな?


こんな古い看板をそのまま使ってるお店が普通に営業中。素敵!


今回はあんまりいろんな場所は回れないので、プライオリティをつけて回りました。
ここは「金沢くらしの博物館」 明治32年に建った第二中学校をリノベーションして伝統
的な金沢のくらしに関する展示がなされています。


入ってすぐの壁には大きな時打ちのボンボン時計。生徒に愛されてたんだろうなぁ。


特別展示で加賀獅子の獅子頭の鎌倉時代の素晴らしいものがあったのだけど(麦喰獅子って
言うんだって。金沢最古の獅子頭とか。夜な夜なこの獅子頭が神社近くの麦畑に麦を食べに
行くので金網をかけて出られないようにしたって言う伝説があるんだって。可愛い。)撮影
禁止だったので写真に収められなかったの。残念。

天神様の土人形。男の子が生まれると天神様(菅原道真)の土人形を飾って無病息災をお祈
りする風習があったとか。


福井では男の子が生まれた年の大晦日に祖父母から送られた天神様の掛け軸を床の間に飾り、
これまた無病息災、そしてもちろんお勉強ができるように祈願されるのが今でも風習として
残っているんだって。この間の福井滞在で地元の方に聞いたの。北陸だけの習慣なのかなぁ。

花嫁のれん。加賀友禅の美しいもの。
幕末から明治にかけて石川県を中心に北陸全般に見られた風習らしく、婚礼当日に花嫁の実
家から婚家先に嫁入道具のひとつとして届けられ婚家の仏間の入り口に下げられたんだとか。


仏間に鎮座する先祖代々の霊にこれからここの家の嫁になりますよ!と報告する意味合いが
あるらしいです。とっても床しい風習ですね。

どんな花嫁御寮がこの暖簾をくぐってお嫁入りしたんでしょうか。見てみたかったなー。



1 件のコメント:

  1. 花嫁のれんすごいですね♡
    ドラマで見てました(*˙︶˙*)

    あたしも見てみたいです♡

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