2016年7月3日日曜日

no.957 eihei-ji temple

皆様を空港までお送りしたあと、今日は一日時間が空いたので、いそいそとレンタカーして
永平寺へ向かいました。
永平寺参道のお店に置いてある「吉祥香」というお線香を、亡くなった母はじめ家人がみな
大好きなのでそれを大人買いしに(笑)

せっかくだから何度も行ってるけど寄ってみた。永平寺。


緑が綺麗だなぁ〜。秋もいいけど、やっぱり初夏が一番いいかもね。
ほんとはね。お坊様はお写真に撮っちゃいけないの。
でも階段を撮ったらたまたまお坊様が写り込んじゃったって感じで(笑)


今回は景色をというよりは、永平寺の調度品や誂え物のお道具などを写真に撮ってきました。
まずは傘松閣(さんしょうかく)の絵天井。見事!
156畳敷きの大広間で、著名な日本画家144名による花鳥画を中心にした天井画です。


お猿さんの顔が可愛い乳鉢。これ欲しいなぁ〜。何を擦るわけでもないのですが。


換気口。永平寺の紋、久我龍胆。開祖、道元禅師の生家、久我源氏の家紋です。
こんな現実的なツールにも意匠をこらす。素敵!


曹洞宗の聖地、承陽殿(じょうようでん)の大香炉。
面白いなぁ。刻み香が幾何学的な模様にまかれていて。お獅子もちょっとおどけてて可愛い。
緑の匂いと湿度のある建物の匂いがお香の香りと相まって、なんだかうっとりします。


仏殿に祀られているご本尊は釈迦牟尼仏。禅宗の逸話を図案化した欄間がお見事ですねぇ。


ちょうど法堂で法要が行われている場面に遭遇しました。
徐々に墨染めの衣を着たお坊様がしずしずと集まって来て、あっと言う間に150名ほど。
もちろん法要ですのでお写真、録音は厳禁。ただただ見とれてしまいました。
150名のお坊様が一定の決まりに添って歩きながら朗々と読経する様は、とても21世紀
の出来事とは思えなかった。非常に音楽的で詩的。それでいてとても神聖な。
何回か永平寺は訪れていますが、こんな出来事に遭遇したのは初めてです。
グレゴリア聖歌が好きな息子(ちょっと変わってるでしょ?13歳にして 笑)に見せてあげ
たかった。

3時過ぎにやっとお昼を。
やっぱり参道で越前蕎麦だよね。お店の女の子のお薦めで胡麻豆腐も!


そうそう。通用門を出て車を止めてあるパーキングに向かう途中、お知り合いにばったり!
こんなことってあるのねぇ。


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