2015年6月12日金曜日

no.776 kin-tsugi

昨日は久しぶりに金継ぎのお稽古の日。

もうなにしろね。長いこと時間がかかっちゃって。
かけたお皿や割れた壺など、あと7点は作業中のものがあるの。はやく仕上げないと。

初期伊万里の鳳凰皿。やっと金粉を蒔くところまで来ました。


これから蒔いた金粉の箇所を粉固め/ふんがため(もう一度漆を塗って固める)して、また
乾燥させ、今度は磨きに入ります。
これがなかなか根気のいる作業で(泣)
まぁ、私なんて普段の生活は異常にせっかちだから、これくらい根気のいる作業をやって、
たまには耐え忍ぶことを学ばないと人間としてのバランスが悪いよねぇ(笑)

仕事やら息子の中学の保護者会やらでお稽古の振り替えがたまっていたので、昨日は午前と
午後、丸1日の金継ぎ三昧でした。
根をつめる作業なのであんまり食欲なし。デキャンタのコーヒーとシナモントースト。


金継ぎを教えてくださっているくぼ先生は、以前からの計画通り、12月に岡山に移住され
てしまいます。
それまでには、なんとか作業の目星をつけないとね〜。
人としての、またひとりの女性としての、そして作家としての仕事に対する腹の括り具合。
人の好みが難しい(すぐ依存するジコチューの甘ったれがキライだからさぁ。)偏屈な私が
共感できる数少ない女性のなかのおひとりです。まだお若い方なんだけど。
お別れするのは、もうほんと残念。

岡山では購入した古いお宅をひとりで改造中のくぼ先生。
ご自分だけで張り替えた(!?)床に、漆を塗った写真を見せて頂きました。
素敵なんだよぉ〜。この目で見たいなぁ〜。

岡山まで、月1回、お稽古に通おうかなぁ。


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