2013年7月23日火曜日

no.499 the memory of colours

午後の雷雨はすごかったですね。
一時、目黒川にも警報が出てたとか。
東京は、最早、亜熱帯区域にカテゴライズすべきなんじゃないのかしら...?
私の住まいは郊外にあるため地面も多く、高台にある自宅近辺はあまり水の被害は考えない
でいいんだけど、川沿いにお住まいの方は急に水位が上がると本当にコワイですよね。

そんな自然がいっぱいのここらでは、いま百日紅(さるすべり)の樹にお花が満開です。
百日紅は、白い花、うすいピンクから濃いピンクの花まで色々な種類があるようですが、
私は青い夏空に映える濃いピンクの花が好き♡
あまり大きくならないので庭木に適してると言われていますが、ご近所のお庭には樹齢何十
年かの大木もあったりして。
うちにも植えたいな〜。濃いピンクの百日紅。

私はあまり小説は読まないのですが、好きな女性作家のひとり、梨木香歩。
彼女の「家守綺譚」という素敵なお話に、気だてのいい「百日紅の精霊」が登場します。
あちらとこちらが、曖昧に溶けあっている不思議なお話。
見えない世界をゆるやかに認識することで、物語はなんと立体的になることか。


一昨年の真夏、奈良公園の緑に美しいコントラストを加える「百日紅」
鮮やかな色彩の記憶。


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