2013年8月8日木曜日

no.507 kusu-no-ki

今朝は朝5時起きで、海南市にある藤白神社に行ってきました。
先日、高野山から白浜に移動する時に途中立ち寄るはずだったのですが入り口がわからず。
高速の脇の測道、車がすれ違えないくらい狭い道を進むので、本当にわかりづらい。
でもだからこそ、昔の風情をそのままに残しているのかもしれません。

熊楠の名前の由来は、熊野権現から「熊」の字を、この藤白神社の楠木から「楠」の字を
もらったとされていて、もうこの命名の段階で、後に博物学を修める運命を示唆されていた
とも言えます。

藤白神社の千年楠。
周囲は10mを超え、根元でつながって3本に分かれて葉が生い茂っていました。
朝日の中で神々しいほど。
これほど長く生を受けている樹木。
この樹の生きてきた長さに比べれば、私たちの一生なんて瞬きの瞬間くらい短いもの。


病気になった3歳の熊楠を背負って彼の父親が藤白神社を訪れ、この楠木に病気平癒を祈る
とたちまち病いが癒えたとのこと。
自分も子供を持った今、百年以上も前のその時の彼の父親の気持ちがよくわかる気がします。

注連縄を張った楠木の木肌に触れて、息子の健やかな成長をお祈りしていると、なんだか
私までパワーをもらった気がして、とってもいい気分になりました。


2 件のコメント:

  1. 地震、大丈夫ですか?
    緊急地震速報、鳴ったので…

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  2. あーちょん。ご心配ありがとう♡
    あの後、ネットがつながらない山奥に行ってしまい、お返事遅れてごめんなさい。
    地震は大丈夫でしたが、南海トラフのことが頭をよぎり、ちょっと不安な日々でした。

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