2014年6月6日金曜日

no.640 cello torio

時折つよく雨が降る中、昨晩は渋谷のセルリアンタワー内のライブハウス、JZ Bratへお知り
合いのミュージシャンのライブを観に行ってきました。
ロックテイストのチェロ3人組「canthana/カンターナ」
メンバーのおひとり、向井君とはもう10年来のお付き合いになります。
彼はいまは関西フィルハーモニー管弦楽団の主席チェリスト。
出会った時、向井君は23歳だったんだなぁ、大きくなって...って前から充分大きいか(笑)
140キロの体格から、どうしてああいう繊細な音が出るんだか。

チェロ3本、ベース1本、コントラバス1本、アコスティック・ギター1本、そしてドラムから
なる7名の変わった編成。
基本、低音のベースの音を司る楽器が5本も入っていて、通常のうわものの音を奏でているの
はアコギのみ。しかもアコギの方、お休みの曲も多いし(笑)


さすがに低音のチェロ、しかも男性3人が奏でる音圧は迫力もの。
いいライブでした。
昨今はチェロがブームなのか、2Cellosとかの面白いアーティストもどんどん出てきてるけど、
クラッシックという歴史の重みをバックグラウンドに持つミュージシャン達が新しいアプロ
ーチで切り開いていく世界は、奥深くも面白い。
実はわたし、数ある楽器の音色の中でもチェロの音が一番好きなの。
人の落ち着いた声音にトーンが近いんだそうです。

雨だからセルリアンホテルの地下に車を置いて濡れないでライブハウスに行こうかな、なん
て安易な思いから車で来てしまったけど、やっぱり夜のライブはワインでも飲みながらフワ
フワとした心持ちで観たい。

職業柄、細かいことに気が散って、純粋に音を楽しめない時があるのは困ったことです。


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