2013年3月22日金曜日

no.405 synchronicity

大阪に仕事で行った帰りに、何度か京都栂尾の高山寺に詣でました。
紅葉が見事な場所ですが、新緑の頃も素敵。
周山街道をただひたすら走ると、だんだん身体が緑に染まる様な錯覚に陥るほどの新緑に
包まれていきます。

高山寺は、鎌倉時代の高僧、明恵上人が後鳥羽上皇から賜った古刹。
明恵はもうなんと言ったらいいのか、とてもスピリチュアルな人で、よくアッシジの聖フ
ランチェスコと並び評されます。
宗教は違うけれど万教同根。
生まれた時代が同じというのもまた不思議...。
骨董品でもよくある現象なのですが、同じ時代に同じ香りを漂わせるものが、東洋と西洋、
全然違う場所に存在したりするのです。
シンクロニシティ。
あるいは、時代が同じような人やものを求めるからなのか。


高山寺、石水院の善財童子。
きっと今日もそっと手を合わせながら、ゆっくりとした時の流れに身を任せているに違い
ありません。
鳥の声。そよ風。緑の香り。
五感に触れるそれらは、この山寺の静けさをより際立たせてくれます。

また行こうかな。新緑の季節に。
門前で、澄んだ水をたたえる清流川を眺めながら頂く鮎がまた美味しいの!
それが目的のひとつだったりもする(笑)


1 件のコメント:

  1. ここで座禅したら…って考えてしまいました(笑)

    自然で空気も食べ物も美味しいですね♡

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