2013年5月21日火曜日

no.445 antique market

晴れた休日の午後、夏らしい白いシャツを着て、表参道のカフェ「ラスチカス」で催された
「大時代錯誤展」へ行ってきました。
骨董店10店と、書家、陶芸家の方が主催する展示会。
カフェ「ラスチカス」の地下で行われたそれは、そこだけ異次元の空間。
エントランスにいきなり木彫りのお稲荷さんの大きな狐が、なんとも愛らしい表情でキョトン
と座っていて度肝を抜かれました。
しっぽが、野球のバットみたいにピンと立っていて(笑)
もともとの場所の雰囲気と、骨董品ひとつひとつの醸し出す雰囲気、それに集まって来る
ユニークな人達のオーラがミックスされて、そこは一種のサロンのような感じでした。

以前、平和島の骨董市でお会いして、うちのフランチェスコ君(前にブログにアップした
イタリアの木彫りの天使像)を譲って頂いた骨董「うまこし」の馬越さん。
彼女のスペースを覗くと、まず一番に魅かれた小皿3枚。
会津の本郷焼きなんだそうです。藍の色と斬新な図柄が素敵。
3枚とも細かい欠けを丁寧に銀で継いであります。大事にされてきたんですね。
これにお醤油を入れて、お寿司が食べたくなりました。
そして木肌のすれと傷がなんとも言えないいい味を出している丁寧に作られた木の箱。
何に使われていたものなんでしょう?
デスクの上に小物を入れて置いてみたくなりました。


白いお皿は、ステレオグラフ/古川さんからお譲り頂いたもの。
少し欠けがあるので、自分で継いでみようと思ってます。
裏にGibson ware made in japanと刻印がうってあって。
調べたらGibson wareはアメリカのキッチン・ウェアの会社のよう。
もしかすると昔、日本でもその会社の製品が焼かれた時期があったのかもしれませんね。
これにサンドイッチを盛ってみたくなりました。

若い時のような情熱はないけれど、最近、古いものへの興味が、自分の中でまた緩やかに
再燃してきているのを感じます。


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