2013年10月11日金曜日

no.540 1960

藤田嗣治「三美神」のポスター。1960年のもの。
先日、オークションで手に入れました。
状態はものすごく良く、デッサン回りの青の色がまた深みがあって素描の確かさを際立た
せています。
あと1960年という自分の生まれ年の制作年にも魅かれたの。
半世紀も前に生まれたんだ〜あたし(笑)


昨日、ジムのTVで、昭和という時代がいま再認識されているという話題を目にしました。
レトロ可愛いとかいうやつ?
確かに、リアル昭和世代の私達には何かホッとする雰囲気を持っている時代だから好評な
のはわかるけど、平成生まれの人達にも人気があるのはどうしてなのかしら。

通信手段の発達で世界が広がり経済感や生活感もよりグローバルになり。
でも本質的なところで人間は、自分の立ち位置の範囲にしか適応できないんじゃないかと
思う時があります。
移動も、高速の移動には基本的についていけないんですってね。人間は。
歩く速度が一番精神的にいいんだそうです。
文明という容れ物だけが高度化して、人間というソフトの本質は、きっと原始のままなん
じゃないかな。だから歪みや軋みが出てくる。

より速く速く速く。さらに高く高く高く。もっと広く広く広く。
でも...。なんでそうならなきゃいけないの...?

この風潮を、一言「懐古趣味」で片付けないで、皆で一度、自分の生活速度を振り返って
みるといいのかも。
もしかしたら、それぞれが本当に望んでいる「タイム感」が見つかるかもしれない。
時間って相対的なものでしょう?
なので、一人一人、適応するタイム感が違うはずだよね。

私にぴったりくる速度って、昭和かな。明治・大正かな。はたまた、それを通り越して、
実は江戸時代だったりして(笑)


1 件のコメント:

  1. 自分の生まれた年のは記念に取っておきたいものかもしれないですね(*^^*)

    気になりますね(≧∀≦)
    いつの時代がぴったりの速度なのか(*'▽'*)

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