2012年4月8日日曜日

昨日、さいたまスーパーアリーナでツアー初日を迎えました。
2月後半から音のリハーサルに入り、徐々に形づくってきた内容。
これから秋までの長いツアー。1スタッフでありながら、どう進化していくのか楽しみです。

23歳でこの業界に入りマネージメント業務が始めたばかりの頃は、こんなに長くこの仕事に
携わるとは思ってなかった。
若い頃から結婚というものに照準を合わせてなかったから、ずっと仕事はしていくんだろうって
思ってたけど。やっぱり35歳過ぎてからかなぁ。仕事に自覚が出て肩から力が抜けたのは。


転機はやはり海外のコーディネイションを自分で始めたこと。
息子を生んでから長期間留守にする海外での仕事からは遠ざかってしまいましたが、また何らかの形でスタートさせたく思っています。
Abbey Road Studiosは何回かブックしましたが、特に印象深いのは、あの2stで弦のレコーディングをした時のこと。ここは、あえてBeatlesが使った当時の状態が残されています。

Gavin Wrightという有名なトップ・ヴァイオリンの方とのセッションで私は少し緊張気味でしたが、
彼がいきなり靴を脱いで演奏しだしたのにはビックリ!?
その弦の鳴りに、そのアグレッシブな動きに、そして何よりその高いクォリティに、今までの概念が打ち砕かれて本当にショックを受けました。
PopsやFilm Musicにおけるストリングスの位置の高さ、深い歴史を目の当たりした瞬間。
あの日が...いまのあたしになる為のターニングポイントだったかもしれないな。

Abbey Road Studiosは経営難から一時売りに出されましたが、世界中のファンからその名前を残して
欲しいという要望を受け、今はスポンサーも決まり落ち着いたようです。

St. John's Woodにある私のメモリアルプレイス。


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