2012年8月20日月曜日

no.251 toshio arimoto

花降る日。
バロック音楽が聴こえてきそうな絵でしょう?


描いたのは有元利夫(1946〜1985)
岡山の名家、美作管氏/みまさかかんし(菅原道真の一族)の家に生まれ、東京芸術大学卒業後、
電通に勤務した後に画家としてのスタートをきった方です。
イタリア・ルネッサンス期のジョットやピエロ・デラ・フランチェスカ、日本の古物を愛し
古典的で優雅な作品を描きました。
39歳の若さで肝臓癌で死去。

早くに亡くなる運命だったからでしょうか。
絵にも、この世のものではないような香り高い不思議な世界が描かれています。

残したタブローは400に満たない。
決して多くの作品を残したわけではないけれど、短い人生を懸けて作り出した作品は、深い感動
と共に気品ある美しさが人々の心を打ちます。


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