2012年8月19日日曜日

no.249 kakure-zato

30代の半ばを過ぎた頃。
長く勤めた制作会社がクローズするのしないのと揉めていて、プライベートも様々に思い惑う
ことが多かったとき。
白洲正子の「かくれ里」という本に出会いました。

正子さんは、ご覧のように美しい方。
このお写真は、いまの私より10歳くらいお若い時かな。
晩年は、お顔も様子も、日本の文化を体現しているっていう感じで凄みがありました。
ご主人はあの白洲次郎氏。


骨董、神社仏閣、仏像。
この方の紀行文や随筆から、私が受けた影響は語りきれません。
私もいつか自分の足で、この方の歩いた道、この方が思いを馳せた場所を、ひとり、歩いて
みたいと思っています。
それは私の日本人としてのアイデンティティを探す旅でもあるんでしょうね。

一度、「白洲正子」が大好きだという人に会い、彼女の文章表現に関することをお話したら
「私はyumiさんと違って本は読まないから」と言われたことがありました(爆笑)
だって彼女は随筆家だよ。
白洲正子の本や文章を読まずして、その思想に触れずして、一体なにを基準に「好き」って
言うんでしょう。

い・ん・ち・き(笑)


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