2012年5月17日木曜日

夕方のブエノス・アイレスの街。
道路の脇に、こういったもう動かない車がたくさん放置されていて、普段あまりにも明るい
イルミネーションに慣れている私達には、ちょっと怖くなるような「闇」を抱えている街。
タクシーで空港に向かう私がぼんやりと窓から外を見ていると、信号で停まった車の側で
「え〜っ。これ何人?」っていう不思議そうな顔で子供達が見ています。


私が手を振ると最初はおずおずと手を振り返していましたが、段々と満面の笑顔。
信号が青に変わって車が発進すると、見えなくなるまで大きく手を振っていてくれました。

豊かであるとかないとか、そんな表面上のことは人間の「幸福感」には何も影響しない。
どの国にいてもどこの街角に立っていても、揺らがない唯一無二の「わたし」でいたいと
旅に出るたびに思います。



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