2012年5月31日木曜日

Glenn Gould(グレン・グールド) 
デスク・ワークする時や夜のネット・タイムには、大抵この人の演奏するピアノの曲が私の
仕事部屋に流れています。

奇人、変人とも言われ極度の潔癖性。
真偽のほどはわかりませんがギフテッド(先天的に顕著に高い能力を有する人々)だったとも
言われていて、確かにピアノを弾いている時の彼には何かが降臨しています。
父親が作ってくれた、この折りたたみ式の低い黒い椅子じゃないと決して演奏しない。
鍵盤に手が乗っかるような姿勢で演奏し、猿がおもちゃのピアノを弾くようだと揶揄されたこと
もあるようです。
でも、それが逆にクリアで絶妙なタッチを生み出したとも。

彼の死の床には漱石の「草枕」の翻訳本と聖書が置かれていたのだとか。
奇しくもグールドは漱石と同じ50歳で亡くなりました。


高校生の時にいい加減な形で止めてしまったピアノを再開したのも、彼が弾いているバッハの曲を
私も弾いてみたかったから。
仕事が辛かった時も、不愉快なことがあった日も、自分の部屋でグールドのピアノを聴いていると
「まぁ..それはそれで...」という気持ちになります(笑)

私の永遠のアイドル。



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