2012年5月7日月曜日

昨日は夜に自宅に戻りました。
GW最終日とあって空港はどこもすごい人。
飛行機も1時間ディレイして、家に着いたのは9時過ぎでした。

一乗谷で見つけた仏様。
涼しげな木陰に夢見る様に座っていらっしゃいました。
とても優しいお顔立ち。
「写真を撮ってもいいですか?」と断わって一枚撮らせて頂きました。

木漏れ日がチラチラと揺れるこんな日も、全てを埋め尽くす様な雪の日も、ここにじっと座って
いつまでも終わらない夢を見ている。
自刃して果てた朝倉義景の墓所の近くにある石仏たち。
鮮やかな新緑の中に、名も無い小さな墓標やほとんど崩れてしまった石組み、風雨に晒されて
お顔がわからなくなったお地蔵様などが、一列に並んでただひっそりと在りました。



歴史をよく理解していなかった学生時代は、今川義元と朝倉義景をたまに混同していた(笑)
朝倉家は、ここ一乗谷に時の将軍や名だたる公卿達も招くほどの文化人。
残っている義景の肖像画も知的で聡明な顔立ちです。
朝倉家が滅亡後、ここ一乗谷は朽ち果てて、時代が下るとその上に広く水田が作られて...。
遺跡は多くの文化財とともにずっと眠っていたのだそう。

すべてのことは...ただ春の夜の夢のごとし。


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