2012年6月28日木曜日

箱根富士屋ホテル。
先日、古書店で「箱根富士屋ホテル物語/山口由美著」という本を購入しました。
明治11年創業。西暦で言うと1878年。
日本最古のクラッシックホテル「富士屋」を創業した山口家一族の物語です。
著者は山口家の末裔の山口由美さん。旅行作家としても有名な方です。

外国人がまだまだ偏見を持って見られていた明治初期に、外国人相手のホテル経営に乗り出した
創業者から、カリスマ性のある二代目、堅実な三代目...と引き継がれた富士屋ホテルの歴史。

これは二代目の正造氏が造った「花御殿」
客室ひとつひとつが花の名前で呼ばれ、各々に意匠をこらした装飾で飾られている豪華な建物。
もう、この当時の様な内装材料や建築素材は手に入らないし、それを扱うことのできる職人さん
もいないんでしょうね。
アケビ、ザクロ、バラ、スイカズラ、時計草、百日紅、クチナシ、桜...。
花の名前がついた各部屋には、日本で初めてバス・ルームが取り付けられたんだそうです。
この「花御殿/フラワーパレス」は重要文化財にも指定されています。


実は、私はまだ一度も泊まったことがない(泣)
レストランやカフェ、ギフトショップの利用だけで、なんとなくタイミングが合わず、宿泊する
チャンスがありませんでした。
ぜひ何日か逗留して、このホテルの醍醐味をゆっくり味わってみたいものです。

そうそう。ここはあのジョンレノンもお気に入りだった場所。
ここのアップルパイが大好きで、一度に三つもたいらげたんだとか(笑)

幸せだったその頃のレノン一家の写真もロビーに飾ってあります。


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