2012年6月18日月曜日

沖縄には何故かこころ魅かれるものがありますよね。
三線(サンシン)の音色と言い、抜ける様な青空と言い、ちょっとゆったりしたタイム感と言い。
人々だけでなく、台風さえも必ず上陸して通過していきます。
日本の中で、唯一、民族としての原点の部分を残している土地なのかもしれない。
だから誰もが引きつけられるのかな。

先日、息子と行った逓信博物館で、沖縄本土復帰の時の古い映像が流れていました。
映像のテーマは、本土復帰に合わせて沖縄〜本土間の電話回線を国際回線から国内回線に切り
換えるために、どれだけの労力と設備が必要だったのか、というもの。
1972年。佐藤栄作首相とニクソン大統領。
これでやっと戦争が終わったのだと誰もが思ったあの日。

「もう二度と繰り返さない。このことを我々が身を以て世界に発信しなければ。」
そう約束された願いも、現代の世界情勢の中で風化していってしまいそう。

沖縄の青空に、いま一度、誓わなければいけないこと。


あともう少しで、あの時と同じ夏が訪れます。


0 件のコメント:

コメントを投稿